■ヘッドライトの黄ばみ取り - ホンダ ストリーム RN8

ヘッドライトのレンズがガラスから軽量化や複雑なデザインへの対応を目的にポリカーボネイトに移行しましたが、 当初のポリカーボネイト製のレンズは10年も経つと表面が黄ばみ曇りが酷くなる問題があります。 ※この程度の黄ばみはましなほうです。

全体的にうっすらと黄色みがかってますね。

レンズの黄ばみは「ピカール」という金属やプラスチックを磨くコンパウンドで落とします。 最近はヘッドライトクリーナーという商品がたくさん出ているのでそれを使ってもいいでしょうね。 ちなみにピカールには研磨剤が含まれています。番手でいうと3000-4000番程度とのことです。

それと耐水ペーパー。頑固な黄ばみは市販のヘッドライトクリーナーだけでは中々落ちません。 2000番、1000番、800番くらいを用意するといいかと。

養成テープでヘッドライト周辺をマスキングします。水で濡れるのでマスキングテープではなく養成テープを使用。

耐水ペーパーでレンズを磨いていきます。 慎重な性格の人は2000番、1000番、800番と黄ばみの落ち具合を見ながら番手を下げていくといいと思います。 覚悟を決めて一気にという人は800番、1000番、2000番とペーパーを掛けていきましょう。

2000番で仕上げたところ。黄ばみは取れましたが表面は擦り傷で曇っています。

ここからは電動工具のお世話になります。 サンダーにフェルトを装着し「ピカール」を塗り込みます。 このときレンズ側にも薄くピカールを塗布しておいたほうがいいと思います。 そしてサンダーでレンズを磨き上げていきます。

擦り傷が取れ透明感が出てきたところでレンズに残ったピカールをガラスクリーナーなどで拭き取り脱脂します。

仕上げに市販のヘッドライトクリーナーを塗布すると効果が長持ちします。

この段階でヘッドライトクリーナーを塗布するのは黄ばみを落とすためではなく、 表面をコーティングして黄ばみの原因である紫外線を防ぐためです。 乾いたらマスキングを剥がします。

いい感じで透明感が蘇りました。
追記

ピカール(3000番相当)での研磨後に「SOFT99 (ソフト99) 液体コンパウンド 09024」(7500番相当)で研磨すると更に透明感が増すと思います。